こんにちは、Xserverを使っているポテイモポテイモ(@poteimoblog)です。
2022年8月にXserverが提供開始した、サイト速度を高める機能である「XPageSpeed」。
この機能が同じ年の12月に特定WordPressテーマとの相性も解消されたため試しに使みることに。
すると、サイト速度を高めてくれるのはもちろん、初心者でも簡単に設定できる超お手軽機能であることが判明しました。
そこで今回はXserverの標準機能として搭載されているこの「XPageSpeed」について紹介。
- 「XPageSpeed」について
- 「XPageSpeed」のあり・なしの違い
- 「XPageSpeed」のメリット・デメリット
WordPressを使っている方で、サイト速度に満足できず、さらにサイト速度を高めたい方はぜひ見ていってください!
XPageSpeedについて

URL:https://www.xserver.ne.jp/functions/xpagespeed.php
「XPageSpeed」は、Xserver(エックスサーバー)が開発したWebサイト最適化機能です。
サーバー上にあるファイルの圧縮や統合によってデータ送信量を削減し、サイトスピードを向上することが可能。
難しいことはせず、Xserverの管理画面で簡単に設定できるのが特徴です。
XPageSpeedの設定方法
まずは「XPageSpeed」の設定方法を紹介していきます。
本当に簡単なので、サイト速度を上げたいと思っている方はぜひやってみましょう!
手順1:Xserverにログインする。

手順2:ログイン後の画面に飛ぶので、その中の「サーバー管理」をクリック。

手順3:サーバーパネル画面に変わったら、ホームページ項目にある「XPageSpeed設定」をクリック。

手順4:ドメイン選択画面に切り替わったら、自分のサイトのドメインの横にある「選択する」をクリック。

手順5:XPageSpeedの設定画面が現れるので、全部「オン」にして「確認画面へ進む」をクリック。

手順6:確認画面が出てくるので「変更する」をクリック。

手順7:完了画面がでてきたら設定完了!


もしサイトが崩れたら、手順5にある「CSS最適化」・「JavaScript最適化」・「JavaScript遅延読み込み」をオフにしてみよう
XPageSpeedのあり・なしで速度を比較

XPageSpeedの設定を説明してきましたが、次は効果の検証を行っていきます。
検証方法
検証は「XPageSpeedのみ」と「XPageSpeed+WordPressプラグイン」で行っていきます。
「XPageSpeedのみ」では、速度対策WordPressプラグインを入れず、XPageSpeedを入れる前と後で検証。
「XPageSpeed+WordPressプラグイン」では、速度対策WordPressプラグインを入れたサイトでXPageSpeedを入れる前と後で検証します。

要はXPageSpeedのみの結果と、プラグインと合わせた時の結果を明らかにする感じだよ
検証するサイトは過去に僕が作ったもので、計測ツールにはGoogleの「PageSpeed Insights」を使っていきます。
XPageSpeedのみ
まずはプラグインを一切使わず、純粋な「XPageSpeed」の結果を見ていきます。
プラグインを一切使わない場合、PageSpeed Insightsのスコアは以下の感じ。


そして、「XPageSpeed」を入れてみると以下の結果になりました。


デスクトップの場合は上がらなかったのですが、モバイルではスコアが9も上がりました!
「なんかパッとしないな」って思う方もいますが、50あたりのスコア帯から少し上がりにくくなるので、結構効果があると言えるんですよね。
もしスコアが20や30のサイトだったらおそらく20から30くらい上がりそうです。
XPageSpeed+速度対策WordPressプラグイン
次はプラグインで対策したサイトに「XPageSpeed」を入れて検証していきます。
プラグインで対策したサイトは以下の感じで、すでに文句のないレベルです笑


さらに、これで「XPageSpped」を入れてみると以下のとおり。


誤差といえば誤差かもしれないのですが、スコアが90以上の場合マジで上がりにくいので、モバイルで2上がっただけでも効果があったといえますね。
ただ、スコアが90以上の場合はもう対策しなくても良いレベルで早いので、効果自体は薄いところ。
結果:プラグインで対策していないサイトは効果あり
「XPageSpeedのみ」と「XPageSpeed+WordPressプラグイン」で検証してきました。
モバイル | デスクトップ | |
---|---|---|
XPageSpeedのみ | 9点上がった | 1点上がった |
XPageSpeed +WordPressプラグイン | 2点上がった | 変わらない |
今回は比較的軽めのサイトだったので劇的な変化がありませんでしたが、しっかり効果があったといえるでしょう。
ただ、プラグインで対策できている人にはかなり薄い効果ともいえる結果でしたね。
もしこれが重いサイトだった場合、プラグインを入れていても「XPageSpeed」の効果は結構ありそう。
とりあえずサイト速度に満足していない人は設定しておいても良い機能といえるでしょう。
XPageSpeedのメリット
「XPageSpeed」のメリットは以下の3つです。
- サイト速度を向上できる
- 初心者でも簡単に設定できる
- 対策プラグインを減らせる
サイト速度を向上できる

設定すれば、「XPageSpeed」はしっかりサイト速度を向上できる機能と検証で証明されました。

お飾りじゃなくてちゃんと実用的!
WordPressのプラグインの場合、物によってはそこまでサイト速度が上がらないものもあるんですよね。
それに対し、「XPageSpeed」軽めのサイトでもちゃんと効果があるため、ガッツリ対策したい方にも向いた機能といえるでしょう。
初心者でも簡単に設定できる
難しいことは必要なく、設定画面でオン・オフを切り替えるだけなので超お手軽に設定できます。
そのため、サイトに知識が無い人でも設定画面にさえいければ、マジでちょちょいのちょいで設定完了。
もしサイトが崩れた場合でもオフにすればいいだけなので扱いが本当に楽なんですよね。
対策プラグインを減らせる
「XPageSpeed」を使えば、サイト速度対策のWordPress対策プラグインを減らせます。
実際にJavascript遅延読み込みプラグイン「Flying Scripts」を解除し、「XPageSpeed」のJavascript遅延読み込みをオン。
すると、モバイルの方はプラグインの時よりも上がったんですよね。


プラグインが増えると管理も大変で他のプラグインとの相性もあるため、減らせるのは大きなメリット。

プラグインは設定も難しいので、扱う数が減るだけでありがたい
「XPageSpeed」のデメリット
「XPageSpeed」のデメリットは以下の2つです。
- プラグインで対策できている方には効果が薄い
- プラグインとの競合する可能性がある
プラグインで対策できている方には効果が薄い

すでにプラグインでサイト速度の対策ができている人にとっては効果がかなり薄いです。
先ほどの検証で、プラグインを入れたサイトにXPageSpeedを入れた際には効果があまりなかったんですよね。
ただ、「XPageSpeed」を入れればプラグインを減らせる可能性があるので、プラグインの整理に貢献してくれるでしょう。
プラグインとの競合する可能性がある
僕のサイトでは無かったのですが、プラグインと競合する可能性があります。
「XPageSpeed」は画像・CSS・Javascriptのファイルを圧縮・統合によって転送量を減らし、サイト速度を上げる仕組みです。
そのため、役割が同じのWordPressプラグインがある場合、サイト崩れや挙動がおかしくなる可能性があります。
もしサイトがおかしいなと思ったらいったんオフにしてみましょう。

僕のサイトは同じような役割のプラグインを入れているけど、特に何もなかったよ
おすすめする方とそうでない方
「XPageSpeed」の設定をおすすめする方とそうでない方は以下の通りです。
サイトについて詳しくなくとも導入できる点から、特に初心者は設定をおすすめします。
というか、基本的にWebサイトが崩れない限り導入してしまった方が良いでしょう。
まとめ
今回は「XPageSpeed」について紹介してきました。
設定画面の行き方さえわかればすぐに設定できちゃうほどのお手軽機能で、難しいことは一切なし。
サイト速度に関して初心者でも簡単にサイトを速くできるようになっています。

WordPressプラグインのような難しい設定がないので本当に楽!
僕自身もプラグインと併用して「XPageSpeed」を使用しています。
自分のサイト速度を少しでも高めたい方はぜひ「XPageSpeed」を導入してみましょう!
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