どうも、リモートワーカーのやましん(@Yama_Shin_0216)です。
今回はBenQより「ideaCam S1 Plus」を提供いただいたのでレビューしていきます。
普通のWebカメラとしてだけでなく、手元や商品、マクロと幅広い撮影ができるのが特徴。
使う人を選びますが、刺さる人には刺さる製品ですので、気になる方はぜひ見ていってください。

「ideaCam S1 Plus」のスペック・特徴
「ideaCam S1 Plus」は手元や物撮りの撮影に力を入れた手元実演型Webカメラです。

- 特徴
- スペック
- 内蔵センサーによる回転機能で、向きを自動調整
- 本体の向きで人物モードとワークスペースモード切替ができる
- 倍率15倍拡大レンズでマクロ撮影が可能
- ノイズキャンセリングマイク内蔵
- 専用ソフト「EnSpire」で調整や加工ができる
ideaCam S1 Plus | |
---|---|
サイズ/重量 | 107 x 83.5 x 57 mm |
センサー | Sony 8MP CMOS |
有効画素数 | 3264 x 2448, 4:3 |
焦点距離 | 10cm~無限遠(レンズ先端より) |
カメラ機能 | 自動フォーカス機能/自動露出機能/自動ホワイトバランス機能 |
マイク | デジタルシリコンMEMS方式/ノイズ軽減 |
レンズF値 | 2.2 |
手元や物撮りの撮影に特化した手元実演型なカメラだけあって、カメラ本体を取り外したり、マクロ撮影ができるようになっています。
ちなみに、ideaCamシリーズにはS1 PlusとS1 Proの2種類が展開。
「ideaCam S1 Plus」の開封・外観レビュー
「ideaCam S1 Plus」を開封した時の状況と、本体の外観をレビューしていきます。
開封
パッケージは白がメインで、製品が引き立つようなデザインになっています。

開封すると製品がしっかりしまわれた状態で入っています。中はけっこう高級感ありますね。

付属品は以下のとおり。カバーやレンズもあるので、他よりも少し多め。

- Webカメラ本体
- Webカメラクリップ
- カメラカバー
- 15倍拡大レンズ
- 説明書/保証書
外観
パッと見のデザインは黒とグレーのスタイリッシュな感じ。けっこうかっこいいですね。

Webカメラ本体は丸形になっており、正面にライトとカメラ、背面にロゴがあります。


また、本体の側面には電源とライトOn/OFFボタン、クリップはめ込み穴があります。


付属のクリップは広げることができ、ロックもできる設計。また、マウント部分も上げ下げ可能。


ちなみにWebカメラとUSBケーブルは一体となっており、差し込み部分はUSB Type-Aになっています。


「ideaCam S1 Plus」の機能/できること
「ideaCam S1 Plus」の機能やできることを紹介していきます。
スマートフォーカス(AF)
物や人に対して自動でピントを合わせてくれる機能です。カメラでいうオートフォーカス(AF)ですね。

カメラの視界に入れるだけで、自動でピントを合わせてくれるのでかなり便利。
公式では専用サイト「EnSpire」を使わないとできないとありますが、Zoomでも普通に使えました。
自動モード切り替え機能
Webカメラ本体をクリップにつけた状態で、マウント部分を上下にすると、自動でモードを切り替えてくれる機能です。


- 上の状態:人物モード
※普通のWEbカメラと同じ撮影のモード - 下の状態:ワークスペースモード
※手元を撮影できるよう向きを自動調整したモード
マウント部分を上げたり倒したりするだけなので、サッとモードを切り替えられます。
マクロ撮影
付属の15倍拡大レンズを取り付けて撮影すると、マクロ撮影ができます。

物にかなり近づけないと撮影できないかわりに、人が普段見られないところを撮影できます。素材の繊維や表面までも。

ライト機能
ライトのOn/OFFボタンで、カメラ周りのライトを光らせることができます。

すごく明るいわけではないですが、印象が変わるくらいには効果がありますよ。
専用サイトによる調整や加工
専用サイト「EnSpire」で、ideaCamの性能を最大限に発揮できます。

- 角度・向き・拡大縮小調整
- 明るさ・コントラストなど画面設定
- フィルター設定
- フリーボード(画面に描画する)機能の使用
基本的にはこの専用サイトに接続しながら、使っていく感じですね。
ダウンロードして使うソフト版もありますが、機能面ではサイト版よりも劣るので注意。
「ideaCam S1 Plus」の使用感
「ideaCam S1 Plus」を実際に使って感じた点を5つ紹介していきます。
撮影の幅が広い
本製品は撮影方法が4種類もあります。
- Webカメラ撮影
- 手元撮影
- 手持ち撮影
- マクロ撮影
手元実演型なだけあって、通常のWebカメラ撮影に加えて商品撮影もできるんですよね。物までカメラ本体を持っていけますから。

高い一眼カメラやスマホを用意せずとも、WebカメラだけでYoutubeや商品動画ができるので画期的。
モニターライトの上に置きやすい
クリップをかなりの範囲で広げられるため、モニターライトの上に置きやすいです。しかも、ロックして動かないようにもできます。

他のWebカメラだと、クリップを動かせる範囲がせまく、モニターライトの上に置きにくいんですよね。
ただ、しっかり固定できるわけではないのと、モニターライトの形によって安定性が変わる点に注意。
磁石で付属品の取り付けがラク
Webカメラ本体と付属品が磁石でくっつけられるので、脱着がかんたん。マジでサッとできるんですよね。

いちいち穴にしっかりはめ込んだり、回して取り付けるのをしなくてよいのがけっこうラク。
会議ソフトで画面共有を使う必要がある
基本的に専用サイト「EnSpire」につなげて使うため、自分の顔を見せる際にZoomやTeamsでは画面共有をする必要があります。

ソフト版もありますが、機能がサイト版に比べて少なかったり、後述しますが環境によって開かなかったりするんですよね。
そのため、リモート会議で顔出しが必要な場合は画面共有をさせてもらったり、そもそもしなくてもよいように許可が必要ですね。
一部環境でソフト版「EnSpire」使えなかった
Windows11の環境ではソフト版「EnsPire」を起動できず、使うことができませんでした。ダウンロード自体はできましたが。

- OS:Windows11
- CPU:Ryzen5 7535U
- メモリ:16GB
- ウイルスソフト:なし(Windows標準)
ただ、Windows10のサブPCでは使えたのと、メーカーに問い合わせたところWindows11もしっかりサポートしているみたいなので、僕のPCとの相性問題ですね。


僕のPC設定が悪いだけとは思いますが、環境次第では使えないことに注意!

「ideaCam S1 Plus」と「ideaCam S1 Pro」の違い
「ideaCam S1 Plus」と「ideaCam S1 Pro」の違いをスペック表にまとめたのが以下のとおり。
ideaCam S1 Plus | ideaCam S1 Pro | |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
静止画最大解像度 | 3264×2448 | 3264×2448 |
有効画素数 | 3264 x 2448, 4:3 | 3264 x 2448, 4:3 |
焦点距離 | 10cm~無限遠 | 10cm~無限遠 |
15倍拡大レンズ | あり | あり |
リモコン | あり | なし |
リンク | URL | URL |
スペック自体に違いはなく、付属品にワイヤレスリモコンがあるかどうかだけですね。
自分はPlusなのでリモコンは付属してませんが、細かな調整はマウス操作が必要なので、Plusでも十分ですね。
同価格帯Webカメラとの比較
「ideaCam S1 Plus」と同価格帯である「AverMedia PW513」とのスペック表が以下のとおり。
また、実際に使って感じた感想が以下のとおり。
- 画質の良さや角度調整の自由度は「PW513」のほうが上。
- 手元や商品撮影などリモート会議以外の使い方ができるのは「ideaCam S1 Plus」。
- モニターライトと併用して使えるのは「ideaCam S1 Plus」。
- 明るさやフィルターの調整のしやすさは「PW513」
「PW513」は性能の良いWebカメラという感じで、リモート会議で自分の顔を撮影するのに特化していますね。
対して、「ideaCam S1 Plus」はWebカメラの機能に加えて、手元や商品撮影といった機能面で優れています。
リモート会議で自分の顔を映すだけの方は「PW513」を選んだほうが良く、Youtubeやプレゼン、商品動画作成をする方は「ideaCam S1 Plus」がおすすめ。
まとめ
本記事では、Webカメラである「ideaCam S1 Plus」をレビューしました。

ideaCam S1 Plus
製品の評価:
単にWebカメラとして使えるだけでなく、商品撮影やマクロ撮影までもできちゃう製品となっています。
リモート会議で自分の顔を映すだけであればこの製品は向きませんが、商品撮影動画や手元資料の共有で使う方にはおすすめですよ。

コメント