クラウドファンディングサイト「Makuake」にてCZURより「CZUR Lens Pro」が登場しました。
従来のスキャナーとは違い、コンパクトで軽量といった特徴を持つスキャナーに仕上がっております。
こうした特徴のおかげで省スペースかつ手軽にスキャナーというものを扱えるように。
今回はこの「CZUR Lens Pro」を紹介していきます。
特に自宅で手軽にスキャナーを使いたい方やスキャナーを持ち運びたい方に見てもらえると幸いです。
「CZUR Lens Pro」の概要
「CZUR Lens Pro」はCUZRがMakuakeにて実施のプロジェクトのスキャナーです。
オーバーヘッドスキャナーと呼ばれるタイプで、スキャンしたいものを先端の真下に置いて読み取る形式となっています。
スキャナーながら軽さとコンパクトさを兼ね備えており、加えて高機能なのが特徴。
スペック
CZUR Lens Pro | |
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価格 | 19,800円(税込み) |
製品サイズ | 78.5×105×352.5mm |
製品重量 | 427g |
画素数 | 1200万 |
解像度 | 3968×2978 |
DPI | 330 |
センサー | CMOS(Sony製) |
スキャンスピード | 1秒/1回 |
スキャン対応サイズ | A4まで |
出力ファイル形式 | JPG、Word、Excel、PDF、検索可能なPDF、TIFF、MP4 |
カラービット数 | 24ビット |
ソフトウェアの対応OS | Windows XP/7/8/10/11 32-bit/64-bit MacOS 10.11以降 |
同梱物
- スキャナー本体
- ドキュメントマット(スキャン用のマット)
- Type-A to C ケーブル
- スタートガイド(説明書)
- ソフトインストール用CD
- [オプション品]USB Type-A to C変換アダプタ
USB Type-A to C変換アダプタはオプション品で500円となっております。
外観
少しプラススチック感はあるものの、綺麗なマット仕上げで安っぽさは全然ありません。
本体を広げると卓上ライトのようになり、USB接続時はライトが自動で点灯します。
開いたところを見ると電源ボタンがあり、ライトの電気をオンオフできます。
台の部分は回転でき、180度まで回すことが可能。
台の裏側にはPCと接続するようのUSB差込口があります。
差込口の周りには3つのくぼみがあり、コードの向きをかえることができます。
ソフトについて
「CZUR Lens Pro」は公式ソフト「CZUR Lens」を使うことによってスキャンできます。
ソフト内には2つのモードがあり、用途に応じて使い分けが可能。
ソフトのダウンロードについてはインストール用CDを使うのではなく、公式サイトのリンクからにしましょう。
インストール用CDの場合バージョンが古いのでやめたほうが良いですね。
「CZUR Lens Pro」の良いところ
「CZUR Lens Pro」の良いところは以下の5つです。
- スキャンが高速で処理も早い
- スキャナーにしてはコンパクトかつ軽い
- USB接続だけで電源供給が可能
- 手元用のWebカメラとして使える
- ソフトで用意されている機能が便利
スキャンが高速で処理も早い
このスキャナーはボタンを押してから読み取りを終えるまでがとても速いです。
その速さはボタンを押して1秒以下のレベル。
その上、読み取り後の処理も早いため、紙を置いてからスキャンまでの作業がすぐに完了できます。
枚数が多くなるほどスキャンに掛かる時間が倍になっていくため、スキャンが速いのは大きなメリットです。
スキャン精度も問題ないのでしっかりスキャンできます!
スキャナーにしてはコンパクトかつ軽い
物としては少し大きめなものの、スキャナーと考えるとかなりコンパクトです。
横と奥行きのサイズは普通のマウスと同じくらいで、縦は30cm定規より少し大きい程度。
加えて、重量も427gと350mm缶ビールより少し重いくらいとかなり軽いです。
このコンパクトさと軽さのおかげで、部屋内の移動はもちろん、出先への持ち運びも現実的なものになっています。
コンセプト通り持ち運びができるレベルです!
USB接続だけで電源供給が可能
電源プラグなどはいらず、USB接続だけで電源供給ができます。
電源プラグの持ち運びはいらず、移動先でのコンセント探しをする必要も無し。
家で使う場合でも配線を最小限に抑えることができるのでお手軽に扱えます。
毎回電源プラグとUSBを接続して使うようなものは面倒くさくてだんだん使わなくなるので、この手軽さはうれしいですね。
手元用のWebカメラとして使える
このスキャナーはスキャンだけでなく、Webカメラとしての使い方にも対応しています。
公式ソフト「CZUR Camera」で動画撮影したり、Zoomで手元の紙を画面上で共有が可能。
第2カメラとしてデータ化していない紙を共有する時に使ったり、商品撮影など手元のカメラとして使用できます。
結構幅広い場面で使えるので、自分に合った使い方を探して活用していくのがおすすめ。
ソフトで用意されている機能が便利
スキャン用ソフトに便利な機能が搭載されています。
特に便利な機能が以下の2つです。
他にも自動ページ補修や資料をめくると自動でスキャンなどの機能があります。
コンパクトなスキャナーながら、役に立つ機能がしっかり備わっているのはうれしいです。
「CZUR Lens Pro」の注意すべきところ
「CZUR Lens Pro」の注意すべきところは以下の4つです。
- カメラの移動や縮小には対応していない
- 扱う紙によってはスキャン精度が落ちる
- ケースや保護カバーがあるとよかった
- マットを巻いて留めるものが欲しかった
カメラの移動や縮小には対応していない
本体のカメラは完全固定で、移動や拡大縮小には対応してません。
なので、Webカメラとして使用する場合には物自体を動かしたり、カメラ本体を動かして位置を調整することに。
カメラ本体を台に置いて表示領域を増やしたり、対象物をカメラに近づけて写すなどの対策が必要です。
ただ、スキャンに使う場合はそこまで困らないですね
扱う紙によってはスキャン精度が落ちる
紙が曲がっていたり、雑に紙を置いてもしっかり読み取る精度はあるものの、紙質によっては精度が落ちてしまいます。
スキャンする紙が反射しやすいものや色味の薄いものの場合、全体が白みがかって正確に読み取れない場合が。
そのため、カード類やアクリル系の紙、薄い鉛筆で書かれたノートをスキャンする場合には注意が必要です。
ケースや保護カバーがあるとよかった
この製品にはスキャナー本体とカメラを保護するためのケースやカバーがありません。
ケースやカバーが無いまま保管したり持ち運ぶと、ホコリが付くのはもちろん、いつのまにか傷がついていることも。
特にスキャナーの命ともいえるカメラ部分が丸見えなので、カメラだけでも保護できるカバーが欲しかったです。
ただ、本体は縦長で棒状の形をしているため、縦長の袋があればカバーとして代用できます。
マットを巻いて留めるものが欲しかった
この製品にはスキャンしやすくするためにマットがあるのですが、留めるものがないため保管や持ち運びに工夫が必要です。
マットを収納する筒状の紙はついてくるのですが、いちいち巻いて入れるのは面倒なのと、耐久性が心配。
そのため別途にマットを巻いて留められるようなアイテムが欲しいところ。
とはいえ、輪ゴムで留めるなど家にあるもので代用できるので、そこまで問題ではない気がします。
僕の場合は100均の傘立てで収納しています!
使用例
書類やノートのスキャンに
書類やノートをスキャンしてデータ化するといったごく普通の使い方です。
Zoomの手元用カメラに
Zoomで第2のカメラとして自分の手元を映す使い方です。
資料説明動画の撮影に
資料を手元に用意して解説動画の録画をする使い方です。
こんな人におすすめ
「CZUR Lens Pro」をおすすめできる人とそうでない人は以下のとおりです。
特に、自宅で仕事をする方や出先でスキャナーを扱いたい方にオススメです。
まとめ
今回は「CZUR Lens Pro」についてレビューしました。
コンパクトかつお手軽なでありながら、機能は豊富という画期的なスキャナー。
しかも軽量なので持ち運びもできる、これまでのスキャナーに対するイメージを一新してくれる製品となっています。
スキャナーを自宅で使用したい方やや持ち運びしたい方は「CZUR Lens Pro」を検討してみてはいかがでしょうか。
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