こんにちは、静電容量無接点方式キーボードを愛用するやましん(@Yama_Shin_0216)です。
キーボードにこだわろう考えている方は、静電容量無接点方式キーボードのことが気になってるかと思います。
ただ、静電容量無接点方式キーボードで有名なHHKBやRealForceは3万円越えるほど高いので手が出しにくいですよね
そこで今回紹介するのが「Niz Plum Micro82」。
軽やかで気持ちの良いタイピングができる上、機能がてんこもりなのでHHKBやRealForceに並ぶキーボードだなと感じています。
「Niz Plum Micro82」の概要
「Niz Plum Micro82」のスペックや外観など基本情報を紹介します。
「Niz Plum Micro82」について
「Niz Plum Micro82」は中国のキーボード専門メーカーNizの製品であり、日本では代理店であるAKEEYOが販売しています。
Windowsのみ対応ですが専用ソフトにも対応しており、マクロやRGBバックライトなど細かな設定もできるのが特徴。
スペック
Niz Plum Micro82 | |
---|---|
価格 | 29,899円(Niz公式サイト調べ) |
サイズ | 縦15×横32×高さ7cm |
重さ | 約773g |
押下圧 | 35g(バネを使えば45g) |
スイッチタイプ | 静電容量無接点方式(Cherry MX軸使用) |
接続方式 | 有線(USB)/無線(Bluetooth) |
通信規格 | Bluetooth CSR 4.0 +EDR/LE |
バッテリー | 2500mAh |
対応OS | Windows/Mac/Android/iOS/iPadOS |
同梱物 | キーボード本体/USBレシーバー/Mac用キートップ(Alt&opt/cmd)/押下圧追加用バネ/キー引抜工具/キースイッチサンプル品/交換用スプリング/説明書 |
外観
僕が選んだ黒モデルは、濃いグレーがベースで、少し茶色味のあるグレーがアクセントカラーといった温かみのあるデザイン。
キーはUS(英語)配列の82キーで、Fキーが離れていたり、キー同士の間に若干余裕があるため圧迫感は感じないです。
キーの印字は、正面がバックライトを透過できる2色形成、側面はレーザーになっています。
電源は押しボタン式で、長押しによってオン/オフが可能。
キーボードの裏側にある傾き調整スタンドは2段階あります。
キースイッチは、Cherry MX軸というものが使われています。
「Niz Plum Micro82」の打ち心地
実際に「Niz Plum Micro82」を使ってみた打ち心地や打鍵音を紹介していきます。
軽やかで疲れにくい打ち心地
打ち心地は安いキーボードと違ってゴム感が無く、スッキリ感と自然な軽やかさがあるためマジで気持ちがいい。
特に押下圧35gのキーは本当に軽く、力をいれずとも指で少し押すだけでキーが沈んでくれるんですよね。
キーの軽さと気持ちいい打ち心地のおかげで、圧倒的に指先が疲れにくくモチベーションを保てるようになりました。
ちなみに、キーの反応位置を浅めに設定すれば、さらに軽やかなタイピングができます!
たまらない「コトコト」打鍵音
「Niz Plum Micro82」から奏でられる低音の「コトコト」音が気持ちいいです。
余分な高音を削ぎ落したような品の良い低音で、1年以上使った現在でも気持ちいいなあと感じるレベル。
打鍵音も静かで、FILCOの静音モデルキーボードよりも静かだなと感じますね。
ただ、エンターやバックスペースなど大きめのキーは、普通のキーと音が若干違う点に注意。
「Niz Plum Micro82」のメリット
「Niz Plum Micro82」のメリットは以下の4つです。
- キーボード単体での機能がてんこもり
- RGBバックライトの種類が多い
- キーキャップ交換の幅が広い
- 他の静電容量無接点より安い
キーボード単体での機能がてんこもり
専用ソフトではなく、キーボード単体の機能がこれでもか!というくらいにあります。
他にも機能はありますが、上記で挙げた機能だけでも多くて機能的なものばかりなんですよね。
他の静電容量無接点方式キーボードではここまでの機能がないので、一番のメリットであり特徴といえます。
RGBバックライトの種類が多い
Fn+「‘」~「6」キーでRGBバックライトのパターンを変更できるのですが、用意されているパターンがかなり多め。
各キー単体でも数種類用意されており、実際に数えてみると合計24種類ものパターンがあります。
キー | パターンの内容 | パターン数 |
---|---|---|
Fn+「‘」 | 専用ソフトで設定した色になる。 Fn+「1~6」と組み合わせることも可能。 | 1種類 |
Fn+「1」 | 全体が単色に光る | 9種類 |
Fn+「2」 | 押したキーが光る | 2種類 |
Fn+「3」 | 押したキーから広がるように光る | 2種類 |
Fn+「4」 | 全体がゆっくり光ったり消えたりする | 1種類 |
Fn+「5」 | 全体がレインボーに光り続ける | 9種類 |
各キーの中でも、Fn+「5」のパターンを取り上げて実際に動画にしてみました。
種類が多いおかげで自分好みのパターンを探しやすく、気分も変えやすいのでありがたいです。
キーキャップ交換の幅が広い
キースイッチ(キーの中身の構造)にはメカニカルキーボードでよく使われるCherry MX軸が使われています。
おかげで、多くの交換用キーキャップに対応しており、結構自由にキーボードのデザインを変えることができます。
HHKBやRealForceの場合、独自のキースイッチによってキーキャップの種類がかなり限られているため、この点が大きな違いになりますね。
他の静電容量無接点方式キーボードより安い
「Niz Plum Micro82」はよく名前の挙がる静電容量無接点方式キーボードのHHKBやRealForceよりもかなり安めです。
製品 | 価格 |
---|---|
HHKB HHKB Professional HYBRID Type-S | 36,850円 |
RealForce 東プレ R3 キーボード | 34,540円 |
Niz Plum Micro82 | 29,899円 |
機能やカスタマイズ性が高く、打ち心地が高品質なのにも関わらず約5000~7000円ほど安いんですよね。
普通のキーボードに比べたら高いですが、静電容量無接点方式の中ではかなりコスパに優れた製品といえるでしょう。
「Niz Plum Micro82」のデメリット
「Niz Plum Micro82」のデメリットは以下の3つです。
- US(英語)配列しか選択肢がない
- 充電式なので電池が消耗する
- 専用ソフトウェアの取扱いが難しい
US(英語)配列しか選択肢がない
「Niz Plum Micro82」というかNizのキーボード自体はUS(英語)配列のみで、JIS(日本語)配列のものはないんですよね。
ただ、もともと僕もJIS配列だったのですが、「Niz Plum Micro82」を機に乗り換えたところ普通に使えているのでデメリットとは感じていませんね。
むしろ、日本語の印字が無くなってスッキリしたり、バックスペースが大きくなって打ちやすくなったなどメリットの方が大きめ。
慣れや好みの問題ではありますが、もともとJIS配列を使ってきた人は、これを機にUS配列に乗り換えてみるのもアリですよ。
充電式なので電池が消耗する
リチウムウオン電池を使った充電式なので、しばらく使っていると最大充電量が減ったりしていきます。
また、リチウムイオン電池は膨張する可能性もあるため、数年使うとなると電池の交換も必要に。
ただ、スマホやワイヤレスイヤホンなど充電式の製品全般に言えることなので、”そういうもの”と捉えるのが吉ですね。
3年くらい使っていますが、リチウムイオン電池の膨張はしてないですね
専用ソフトの導入が難しい
専用ソフトの導入には公式サイトからファイルを4つダウンロードし、1つのフォルダにまとめる必要があります
また、ソフトの起動もいちいち「管理者として実行」する必要があるため、パソコンがよくわからない人には難しい印象。
ただ、起動さえ乗り越えてしまえば、あとはマニュアルを見ながら操作できるので頑張りましょう。
技適マークについては問題なし
「Niz Plum Micro82」の技適マークは公式サイトで表示されているため、安心してBluetooth接続が可能です。
「本体に直接無いからダメなんじゃないの?」と思いますが、総務省電波利用ページ(3)の③にあるとおり、有線状態でモニターに製品の技適マークを映し出せればOK。
僕が購入した当初は技適マークはありませんでしたが、代理店であるAKEEYOが後から取得したため、現在では問題なく使用できます。
おすすめできる方とそうでない方
「Niz Plum Micro82」をおすすめできる方とそうでない方は以下の通りです。
特におすすめするのは、安めの静電容量無接点方式キーボードが欲しい方です。
まとめ
今回は「Niz Plum Micro82」について紹介しました。
軽めの打ち心地に加えて機能が多く、さらに静電容量無接点方式キーボードでは安めという製品でした。
僕は「Niz Plum Micro82」を1年ほど使っていますが、軽い打ち心地が疲れにくくて今でも気持ちよく使えています。
HHKBやRealForceには手を出せないけど、静電容量無接点方式キーボードが欲しいという方はぜひチェック!
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