「MX Master3」は専用ソフト「Logicool Options」を使うことによってボタン割り当てやポインタ速度など設定が可能です。
ただ、自分に合った設定を行わないとせっかくの機能を使いこなすことができませんよね?
でも、「MX Master3を買ったばかりでわからない」「どう割り当てすべきかわからない」と思う方もいらしゃるでしょう。
そこで今回は、「MX Master3」のおすすめ設定を「Logicool Options」の項目ごとに紹介していきます。
- MX Master3を買ったばかりの人
- MX Master3の参考になる設定を探している人
- 自分に合った設定を見つけられていない人
この記事がMX Master3を使いこなすための役に立つことができれば幸いです。
Logicool Optionsの簡単な説明
「Logicool Oputions」はLogicol製の対応しているマウスやキーボードをカスタマイズするための専用ソフトウェアです。

専用ソフトではボタンやキーの割り当て、ポインタ速度などが設定できます。
また、アプリごとに異なった設定をすることができるので、場面に対して柔軟な設定が可能です。
以下では項目ごとに「MX Master3」でのおすすめ設定を紹介していきます。

「マウス」項目
中央ボタン
ホイールのところにあるボタンで、ホイールを押し込むと使用できます。

ただ中央ボタンは他のボタンよりも押しにくいため、たまに使う程度の機能を割り当てましょう。
特に設定系の割当がおすすめで、「WindowsやMac設定」、「Logicool Optionsを開く」ボタンとして割り当てると良いです。

ただ優先度が低いといっても、「シャットダウン」や「再起動」を割り当てるのはやめましょう。

間違えて押したらシャットダウンしてしまうことも……
ホイールモードシフトボタン
ホイールの後ろにあるボタンで、最初は「ホイールモードシフト」という機能が割り当てられています。

「ホイールモードシフト」とは、ラチェットモードとフリースピンモードを切り替える機能です。
この機能は正直あまり使わないと思うので、他の機能に割り当てちゃいましょう。
ホイールモードシフトボタンは若干押しにくい位置にあるため、頻繁に使うほどでもない機能を割り当てるのがおすすめです。

特に、「スクショ」系や「Webページを開く」、好みの「ファイルを開く」機能を割り当てるのが良いでしょう。
サムホイール
左側にあるスクロールホイールで、縦向きに回すことができます。

ここに割り当てる機能は、横にスクロールするという性質上「水平スクロール」がおすすめです。
ただ、「水平スクロール」を使わない人は、切り替え系や音量など細かな設定を必要とするものを割り当てましょう。
おすすめなのが、「タブ切り替え」「ズームイン/アウト」「アプリケーション切り替え」「音量アップ/ダウン」です。

サイドボタン(上下ボタン)
マウスの左側にあるボタンで、親指に近いため押しやすく使用頻度は非常に高いです。

そのため、本当に自分が良く使う機能を割り当てましょう。
特に、文字打ちや動画などの編集を行う人は「コピー&ペースト」、あるいは「やり直す&元に戻す」がおすすめです。
また、Webサイトをよく見る人は「進む&戻る」を割り当てると良いでしょう。

とにかく自分が一番使う機能を割り当てよう!
ジェスチャーボタン
左側の親指を置くところにあるボタンで、押したり、押しながら上下左右に動かすことで機能を使うことができます。

ここで割り当てる機能は、よほどのこだわりがない限りは「ジェスチャー」にしましょう。
もし「ジェスチャー」以外にすると、このボタンを押しながら上下左右を動かして使える機能を捨てることになるからです。

「ジェスチャー」を選ぶとジェスチャー機能のプリセットが表示されます。

このプリセットでおすすめするのが、「仮想デスクトップ」「ウィンドウの整列
」「カスタム」になります。
個人的には自分の好きな割り当てができる「カスタム」が特におすすめです。
以下ではカスタムを選んだ場合のおすすめ設定を紹介していきます。
ボタンのみ
ジェスチャーボタンをただ押すだけで使える機能です。

ジェスチャーの中でもよく使うボタンで、使用頻度の高いファイルやソフト、Webページを割り当てるのがおすすめです。
上下ジェスチャー
ジェスチャーボタンを押しながら、マウスを上下に動かすと使える機能です。

ここではウィンドウの「最大化/最小化」、あるいは好きなファイルやソフト、ファイルを開く機能を割り当てましょう。
また、「キーストロークの割当」を選択し、Shift+~などのショートカットキーを割り当てるのもおすすめです。
左右ジェスチャー
ジェスチャーボタンを押しながら、マウスを左右に動かすと使える機能です。

ここでは左/右にスナップ(ウィンドウを左右の半分に寄せる)機能を設定すると良いでしょう。
また、「キーストロークの割当」でショートカットを設定するのもおすすめです。

これらの機能を使わない場合はファイルやソフトなどを割り当てるといいよ!
「ポイント&スクロール」項目
ポインタ&スクロール関連
ポインタの速度
マウスポインタ(マウスで操作する矢印のこと)の速度を変更できます。

正直この項目は自分の好みによるので、自分で試して設定すると良いです。
ただ目安として、ポインタを素早くしたい人はバーを右寄りに、ゆっくり動かしたい人は真ん中や左寄りにしましょう。
また、デュアルモニターや大型ディスプレイなど広い画面を使っている方はポインタを右寄りにするのがおすすめです。
スムーズスクロール
ホイールの回転量に応じてスクロール量が変動する機能です。

有効にすると、スクロールの動きも滑らかになり、止まるときもピタっと止まるのではなく緩やかに止まります。
ただ、この機能は無効にしちゃいましょう!スクロール量が一定じゃないために使いにくく、止めるときも目的のところに狙いにくいのでおすすめはしません。
スクロールホイールの方向
スクロールの進行方向を反転させる機能です。

好みの問題ではありますが、ここはいじらなくても良いです。
サムホイール
サムホイールの方向
サムホイールのスクロール方向を反転します。

ここもスクロールホイール同様、好みの問題で、ほとんどの人は既定値のままで良いでしょう。
サムホイールの感度
サムホイールの感度を設定できる項目です。
左に行くほど細かな操作ができ、右に行くほど素早く操作ができるようになります。

水平スクロールやアプリの切り替えに使う場合は中間くらいにし、音量や画面ズームを使う場合には左寄りに設定しましょう。
感度を高めにして使うことはあまりないので、左か中間かで考えるのがおすすめです。
SmartShift関連
SmartShift
スクロールの仕方でラチェットモードとフリースピンに切り替える機能です。

簡単に、初期状態はラチェットモード、素早くスクロールしたらフリースピンモードに切り替わります。
詳しくは以下の記事で説明しています↓
本当に便利なのでとりあえず有効にしましょう。
SmartShiftの感度
SmartShiftによるフリースピン時のスクロール量やフリースピンへの切り替わりやすさを変更する項目です。

バーが左側にいくほど感度が高く、右に行くほど感度が低いです。
ここでは高めの感度がおすすめで、バーの中間より左側に設定しましょう。

感度が低いとフリースピン時の摩擦が強くなり、爽快に回すことができない!
固定スクロールホイールモード
SmartShiftを無効にし、かつホイールモードシフトを割り当てていない人が選ぶ項目です。

この項目はホイールモードをラチェットかフリースピンのどちらか一方に固定する設定を行うところです。
多くの人は関係ありませんが、完全にスクロールモードを固定したい人は好みのモードを選びましょう。
「Flow」項目
PC間での画像やファイルをマウス1つで移動させることができる機能です。

この機能はPCを2台持っている人で、2台のPC間でデータのやり取りを行う方はセットアップをおすすめします。
特に、ノートパソコン同士やノートパソコンとデスクトップ間などでデータのやり取りを行う人は設定しましょう。

外ではノートパソコン、家ではデスクトップで作業する人には最高の機能!
自分の設定
ここまで項目ごとにおすすめの設定を紹介してきましたが、最後に自分の設定を載せておきます。
ちなみに僕の設定はブログ執筆に合わせた設定をしているので、その点はご了承ください。
「マウス」項目

「ポイント&スクロール」項目

「Flow」項目
自分は「Flow」を設定していません。
デスクトップPCとノートPCを両方持っているのですが、データのやりとりを行っていないので僕の場合は必要なかったです。
まとめ
今回は「MX Master3」の設定を項目ごとに紹介してきました。
「MX Master3」を買ったばかりの人や使いこなせていない人は、今回の記事を参考にして設定すると良いでしょう。
機能の扱いに慣れてきたら、自分に合った設定を探してみるのも良いかもしれません。
ぜひ今回の記事を参考にし、自分専用のマウスを完成させていってください!

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